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         新曲公開コーナー  
〜Natural Orchestra by Musical Artisans〜



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※ピアノと管楽のための六重奏曲<山の霊>を公開しました。 [2017年1月8日]

 この「新曲公開コーナー」は、過去数年の間に森さちやが作曲した、新曲のオリジナル作品のうちの4曲を、全曲通して試聴できるページです。

  どうぞお聴き下さい。



山の霊


(YouTubeへのリンクです)

―ピアノと管楽のための六重奏曲―

[2017年1月8日公開]


 東山魁夷の『山霊』という作品に触発されて、作曲しました。この絵画には、長野県信濃美術館の分館、東山魁夷館で、2016年9月に出会いました。
 風景画、あるいは映像のような音楽となるように創作しました。ところどころ、霧の晴れ上がる光景や、山の小動物と精霊たちが戯れる情景を描写したシーンもあります。
 序奏の後の主題とは別に、「詠嘆の音型」と名付けたフレーズが、何度か現れます。階名で記すと、[ドシラシドレドシドシー]となる、16分音符9つと長音符からなる音型です。うっすらと、山の霊の幻影が立ち現れ、消え去るようです。
 2016年12月にスコア完成。基調はニ短調、最後はニ長調で終結します。


 編成は、[ピアノ・フルート・オーボエ・クラリネット・バスーン・ホルン]です。当初は、モーツァルトのk.452の、<ピアノと管楽のための五重奏曲>と同じ編成で創作するつもりだったのですが、ここぞというところでフルートの音色または音域がほしい、と思い、フルートを加え、六重奏の形にしました。
 迂闊なことに、作品がほぼ完成に近づいたころに、プーランクが<山の霊>と全く同じ編成で、<ピアノと管楽のための六重奏曲>を作曲していることを知りました。こちらも、k.452に匹敵する、魅力あふれる楽曲です。
 プーランクの六重奏曲も、この<山の霊>も、どことなくモーツァルトのピアノ五重奏曲の風合いが感じられます。
 
※音源に関しては、管楽器はすべて、Garritan Personal Orchestra に託し、ピアノに関しては、YAMAHA MOTIF-RACK XS を活用しました。

※静止画像は、2011年の秋、黒部ダムからの帰りに、扇沢で撮影した写真です。


丹頂の輪舞


(YouTubeへのリンクです)

―Orchestra―

[2016年8月29日公開]


 2羽の丹頂鶴が舞い、飛翔する姿をイメージして、曲を紡いでいきました。
 イングリッシュ・ホルンのソロで始まる室内楽風の中間部は、切ない恋の歌です。
 静止画像は、私の自宅マンションの5階から撮影した夕焼けの写真です(私には、雲の形が翼を広げて飛んでいる丹頂鶴に見えます)。
 金管主体で演奏される8つの音符からなる音型が、曲中に7回出現します。それらは丹頂の「決めのポーズ」で、毎回少しずつ容姿が変わります。
 曲全体としては、2羽の丹頂がさまざまな葛藤を経て、カップルとなる筋書きを描写しました。
 ハ短調で始まり、紆余曲折(ヘ短調、変イ長調など)を経て、ハ長調に転じた後、ヘ長調で終わります。
 2016年7月にスコア完成。


 この曲でも、<アシカのメヌエット>などと同様に、音源、Garritan Personal Orchestraと、Proteus Orchestraをブレンドして、オーケストラサウンドを制作しました。
 
楽器編成:フルート2、ピッコロ1、オーボエ2、イングリッシュ・ホルン1、クラリネット2、バス・クラリネット1、バスーン1、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ2、ティンパニー、グロッケンシュピール、シロフォン、チューブラ・ベル、スネア、シンバル、ラテンパーカッション5種、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。
 
※静止画像の撮影日は、2016年8月21日です。





※2017年2月25日公開の新録音版に差し替えました。
(YouTubeへのリンクです)

―Orchestra―
【管弦楽組曲≪生命の海≫第5楽章】


 前奏後、イングリッシュ・ホルンがソロでゆったりとテーマを奏でます。
 この曲では、他にも多くの楽器が、ソロを担当します。そのため、「ソロ楽器とオーケストラのための交響詩」、といった風情の作品となりました。
 
 楽曲全体の構成は、Intro-AABA-CC-ABA-Coda の3部構成となっています。Cの第2部で、曲想が大きく転換します(3:44〜、フルート、オーボエ、クラリネットのソロが続く場面)
 この曲でも、<女鳥羽川の夕暮れ>の作曲指針と同様に、「こんな曲を自分は聴きたい」という観点を軸にして、作曲・編曲を進めました(「自分が作りたい曲」ではなくて)
 
 2015年8月作曲。


 2017年2月25日に公開した新録音版です。
 こちらの新録音版では、弦楽合奏の演奏表現に関して大幅に改訂し、録音し直しました。
 旧録音版では、Proteus を主音源として弦楽合奏を表現していましたが、今回の新録音版では、Garritan を主音源に切り替えています。
 
楽器編成:
フルート2、ピッコロ1、オーボエ2、イングリッシュ・ホルン1、クラリネット2、バス・クラリネット1、バスーン1、ホルン2、トランペット3、トロンボーン3、チューバ2、ティンパニー、チェレスタ、シロフォン、チューブラ・ベル、シンバル、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。
 
※静止画像は、2014年9月に佐渡の尖閣湾にて撮影した写真です。





※2016年6月、新録音版に差し替えました。
(YouTubeへのリンクです)

―Orchestra―
【管弦楽組曲≪生命の海≫第3楽章】


 躍動感があり、おどけたイメージを持つアシカを表現する枠組として、古典派のメヌエットがふさわしい、と感じ、メヌエットの形式に準拠して創作しました。
 メヌエットは、3拍子の舞曲で、形式は[第1メヌエット―トリオ―第2メヌエット]の3部形式です。8小節単位のまとまりを持ち、繰り返しに一定の規則があります。トリオでは、関係調に転調します。
 ハイドンやモーツァルトの交響曲の第3楽章が、たいてい、メヌエットになっています。
 ただし、この<アシカのメヌエット>は、メヌエットの形式からの若干の逸脱はあります(序奏と後奏をつけたり、変則的な繰り返しをしたり、通例では行わない個所で転調をしたり、など)
 

 進化の過程で、海に還ったアシカ。水族館で少々悲哀を帯びた愛嬌を振りまいているアシカ。飼いならされたアシカは、飼いならされた文明人をも連想します。

 2013年2月作曲。出だしは変ロ長調、全体としてはヘ長調。
 
楽器編成:フルート2・ピッコロ1、オーボエ2・イングリッシュホルン1、クラリネット2・バスクラリネット1、バスーン1、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ2、シロフォン、チューブラベル、シンバル、ティンパニー、チェレスタ、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


作曲・編曲:森 さちや
演奏・録音:森の音楽工房 Musical Artisans

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