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       常設曲ギャラリーC
〜Natural Orchestra by Musical Artisans〜



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◆協奏曲タイプの作品◆   

※ピアノ協奏曲<西方浄土>改訂版を公開しました。
(より穏やかな演奏表現にしてみました)
 [2013年11月3日] 森さちや

※作曲家コンクール入賞曲、<蝶の覚醒〜オーボエのための六重奏曲〜>
を公開しました。 [2011年3月6日] 森さちや

 この「常設曲ギャラリーC」では、森さちやの協奏曲タイプの作品を、
 全曲を通して聴けるようにしています。

 独奏楽器は、順に、オーボエ、フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、です。

 独奏楽器のソロパッセージや、オーケストラとの掛け合いなど、聴きどころ満載です。
 どうぞお楽しみ下さい。


こちらはオーケストラ版(原曲)

蝶の覚醒



―Oboe & Orchestra―


(9:08, 約93MB, WAVファイル)

[2011年2月27日公開]


作品集≪協奏曲の宴≫に収録




 バロック風のオーボエ協奏曲をイメージして作曲しました。
 オーボエソロが活躍します。
 バロック時代のオーボエ協奏曲(アルビノーニ、マルチェッロ、J.S.バッハなど)や、モーツァルトのオーボエ協奏曲を参考にしています。

 曲の構成ができた後に、オーボエの曲をたくさん聴き込んだせいか、オーボエソロの部分を書き加える際には、溢れるようにオーボエらしいメロディーが湧き上がってきました。長短2回のカデンツァは聴き応えがあると思います。
 1回目は12小節(4:30〜)、2回目は33小節(6:30〜)続きます。
 また、1回目のカデンツァの前の、オーボエとオーケストラの掛け合い(3:58〜)も聴きどころです。

 バロック音楽にオーボエの名曲が数多くあり、バロック時代の楽器編成とオーボエの相性がよい―オーボエは花形管楽器であった―ことを踏まえて、バロック時代の編成に近い楽器編成を選びました。特に、ハープシコードを起用したのはそのためです。
 
 2009年8月作曲、ニ短調。短調のオーボエ協奏曲で、数多くの曲に採用された調性です。
 オーボエの最高音域では、Dの音までが美しい音色を出しやすいため、この調性が選ばれやすいのだろうと思います。
 (バロック音楽の上記3人は、3人ともニ短調のオーボエ協奏曲を作っています)
 
楽器編成:ソロ・オーボエ、フルート、イングリッシュホルン、クラリネット、ファゴット、ホルン2、ハープシコード、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


こちらは室内楽版
(コンクール入賞曲)

蝶の覚醒


―Oboe Sextet―

(9:06, 約92MB, WAVファイル)

[2011年3月6日公開]

作品集≪天地有情≫に収録


 上記の曲を室内楽向けに編曲しなおした作品を、東京国際芸術協会主催、第9回TIAA全日本作曲家コンクールの室内楽部門に応募したところ、「入選」をいただきました。
 応募規定にあわせるため、ハープシコードはピアノで代用せざるを得ませんでした。そのため、バロック調の編成や曲風にはこだわらず、規定の範囲内で原曲の持ち味を出すことを心がけて編曲しました。
 オーボエと、他の楽器との掛け合いや絡みが聴きどころで、室内楽の楽しさを味わえる作品に仕上げられたと思っています。

楽器編成:ソロ・オーボエ、フルート、クラリネット、ファゴット、ピアノ、コントラバス。

 なお、審査は、[譜面審査]+[音源審査]で行われました。







―Flute & Orchestra―

(8:23, 約85MB, WAVファイル)

[2013年5月26日改訂版公開]

ソロ楽器の演奏表現を大幅に改善しました。


作品集≪協奏曲の宴≫に収録


 フルート協奏曲タイプの管弦楽曲で、フルートソロが活躍します。
 華やかな、速いテンポの舞曲です。
 
 私の自宅の北側には、浅川という小川があり、その川の土手を散策していると、しばしば白鷺に出会います。その一帯を縄張りとしているのでしょう。
 翼や脚の長い白鷺の優美な飛翔をイメージして、曲を書いていきました。
 
 この曲の主な聴きどころは、白鷺が飛び立つシーンを想定した部分(0:55〜1:10)、フルートとオーケストラの掛け合い(4:11〜)、終盤のカデンツァでのフルートソロ(6:02〜6:53)などです。

 モーツァルトの作品の中には、フルート協奏曲のほかに、<フルートとハープのための協奏曲>という、大変チャーミングな協奏曲があります。その曲でのフルートとハープの対話の魅力は捨てがたく、<白鷺の舞>の楽器編成にも、ハープを加えました。
 楽器編成は、全体としてはモーツァルトの時代の編成サイズに近いものですが、打楽器類やラテンパーカッションを加えて現代的なサウンドに近づけています。
 
 2009年11月作曲、ニ長調。フルートの楽器特性と、相性のよい調性です。

 なお、Passepied(パスピエ)とは、バロック時代に隆盛した舞曲の一種で、8分の3拍子や8分の6拍子の速いテンポの陽気で活発な舞曲です。ルイ14世やルイ15世のフランス宮廷で、もてはやされたそうです。
 J.S.バッハの<パルティータ>や<イギリス組曲>などに、“パスピエ”と題された曲があります。
 
楽器編成:ソロ・フルート、オーボエ、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット、ホルン2、グロッケンシュピール、シロフォン、チューブラベル、ティンパニー、シンバル、スネア、ラテンパーカッション(トライアングル、コンガ、マラカス、クラヴェス)、ハープ、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。







―Violin & Orchestra―

(9:13, 約94MB, WAVファイル)

[2013年1月27日改訂版公開]

ソロ楽器の演奏表現を大幅に改善しました。


作品集≪協奏曲の宴≫に収録


 ヴァイオリン協奏曲タイプの管弦楽曲で、ヴァイオリンソロが縦横無尽に躍動します。 短調の速いテンポの曲です。
 
 ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調“運命”からいくつかのアイデアを得て、作曲しました。主なポイントは以下の3点です。
@“運命”交響曲の第1楽章の主題を変形したモチーフを、この曲<運命の変容>のテーマ主題にしています。
A“運命”交響曲の第1楽章の第2主題導入部に、ホルンのファンファーレがありますが、そのホルンと類似のメロディーを、展開部の冒頭(3:14〜)に置いています。
 ベートーヴェンはホルンのファンファーレをひとつのエピソードとして扱い、それをさらに展開しませんでした。私はそのことを残念に思いますので、この<運命の変容>ではホルンの類似メロディーをさまざまなバリエーションで展開してみました。
B“運命”交響曲は、短調の曲ですが、第3楽章〜第4楽章にかけて連続して演奏される際に、楽章が変わると同時に長調に劇的に転じます。この<運命の変容>では、ヴァイオリンの長い最後のカデンツァ(6:30〜7:31)が終わり、オーケストラが復帰すると同時に、ニ短調からニ長調に転じます。
 
 古典派のヴァイオリン協奏曲の路線で作曲しました。ベートーヴェン的な(硬質な)モチーフをモーツァルト風に(柔和に)作曲する、という課題に挑戦してみた曲です。

 この曲では、曲想が何度か大きく転換します。曲全体の構成変化や、何度も登場するヴァイオリンとオーケストラとの絡み、カデンツァでのヴァイオリンソロなどが、この曲の聴きどころです。
 
 2009年3月作曲、ニ短調。ソナタ形式に準じた3部形式です。
 
楽器編成:ソロ・ヴァイオリン、フルート2、オーボエ、クラリネット2、ファゴット、ホルン2、トランペット2、グロッケンシュピール、シロフォン、チューブラベル、ティンパニー、シンバル、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


天上の蓮



―Cello & Orchestra―

(10:02, 約100MB, WAVファイル)

[2012年9月9日改訂版公開]

ソロ楽器の演奏表現を大幅に改善しました。

作品集≪協奏曲の宴≫に収録


 チェロ協奏曲タイプの管弦楽曲です。
 この曲では、「蓮」に象徴される宇宙生成のイメージや浮遊感を表現しようと試みました。

 チェロが、ソロとして、また他の楽器と絡んで活躍します。チェロの幅広い音域を活用し、ヴァイオリンや木管楽器との掛け合いやハーモニーを、色彩感をもって描きました。

 なお、英文タイトルの<Celestial Lotus>の中には、“Cello”が隠れています。

 2009年3月作曲、2010年1月改訂、ト長調。ロンド・ソナタ形式です。

楽器編成:ソロ・チェロ、フルート2、オーボエ、クラリネット2、ファゴット、ホルン2、グロッケンシュピール、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


西方浄土



―Piano & Orchestra―

(7:15, 約72MB, WAVファイル)

[2013年11月3日改訂版公開]




 “浄土”のイメージを持つ曲を作ってみようと思いました。
 クラシック音楽の中では、最もそのイメージに近いのが、モーツァルトのピアノ協奏曲の第2楽章で、とりわけ20番以降のものからは、どれもその印象が得られます。
 そこで、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番・第2楽章をモデルとして、同じ変ホ長調で、ほぼ同じ楽器編成(※)で、曲の構成も参考にして、ピアノと管弦楽のための曲を作ってみました。

 2013年11月の改訂版では、テンポを以前より落とし、音量の差を抑え目にし、より穏やかな表現にしてみました。また、フレーズの流れが途切れないような工夫も凝らしました。

 2008年4月作曲、変ホ長調。
 
※<西方浄土>の楽器編成:ピアノ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット、ホルン2、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。モーツァルトのピアノ協奏曲第24番・第2楽章とは、フルートとファゴットの本数が異なるだけです(後者はそれぞれ1本と2本)。
 どちらも、ほぼ標準的な2管編成のオーケストラです。ただし、トランペットと打楽器はありません。


作曲・編曲・ピアノ:森 さちや
演奏・録音:森の音楽工房 Musical Artisans


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